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AirPods ProをWindowsでヘッドセットとして使う方法 | Skype / Teamsで快適に使える!

2020年5月5日

AppleのAirPods Proを持っているけど、WindowsでSkypeやTeamsのヘッドセットとして使えないかな?

こんな疑問にお答えします。先に結論を言うと、快適に使えます!

接続方法は、以下の3つの中から、ご使用中の環境に合わせて選択します。

AirPods ProをWindowsで使うには

  1. PC内蔵のBluetoothで接続する
  2. Bluetoothアダプタを使って接続する
  3. Jabra製のBluetoothアダプタ「Jabra Link 370」を使って接続する

 本記事では、上記の「2. Bluetoothアダプタを使って接続する」と、「3. Jabra製のBluetoothアダプタを使って接続する」の手順を説明します。「1. PC内蔵のBluetoothで接続する」は「2.」とほぼ同じ手順になりますので、省略します。

 もし、ヘッドセットの購入を検討されている方は、この記事を読んで参考にしていただければ幸いです。

AirPods Proのヘッドセットとしての機能

スピーカーの機能

 なんといっても、AirPods Proの特徴であるアクティブノイズキャンセリング機能が、ヘッドセットとして使う時にも役立ちます。周りで喋っている声や、エアコンやテレビの音などが聞こえなくなり、会話に集中できます。
 カナル式で耳の穴にピッタリとフィットさせることによって遮音性を高め、周りの音を聞こえなくする「パッシブノイズキャンセリング」の方式もあります。遮音性を高くするためのイヤホンチップとして「COMPLY(コンプライ)」が有名で、僕も使ったことがありますが、耳が痛くなってしまって合いませんでした。
 AirPods Proのイヤホンチップは、耳の穴の中に入る部分の長さが短め(イヤホンチップの高さが低い)で、耳の穴を蓋で塞ぐようにピタッとハマる感じでしたので、長時間つけていてもラクです。

Appleホームページより
Appleホームページより

マイクの機能

 Jabraなどのヘッドセットにある「ノイズキャンセリングマイク」と同様な機能が、AirPods Proにもあります。「デュアルビームフォーミングマイクロフォン」です。話している声だけをマイクが拾い、周りの騒音を拾わないようにして、相手に聞きやすい声を届ける機能です。
 この機能があるため、PCのキーボードを打ちながら会話をしても、キーボードの音が邪魔になることはありません。ノートPC本体のマイクを使うと、キーボードを叩く音が強烈に相手に届いてしまうので、キーボードを叩くのをやめるか、マイクをミュートにしておく必要があります。
 AppleのAirPods Proのページでは「デュアルビームフォーミングマイクロフォン」という名称だけ記載されていますが、AirPods (Proではない)のページには、以下のように説明文がありました。

話していることを認識します。

あなたが話をすると、音声を検知する加速度センサーがそれを認識し、2つのビームフォーミングマイクロフォンと連携しながら、周囲のノイズを取り除いてあなたの声に狙いを定めます。

Appleホームページより

AirPodsが発表された時に、マイク性能を説明する動画があったのを覚えていたので、AppleホームページやYouTubeで公式動画を探したのですが、見つけることができませんでした。下記はYouTubeにあった動画をキャプチャしたものです。

"デュアルビームフォーミングマイクロフォン"のイメージ映像

ワイヤレス接続

 AirPods Proは、MacやiPhoneなどApple製品以外でもBluetooth接続が可能です。
 コールセンターで使われているような有線接続のヘッドセットでも、PCの前から動かなければ不便は感じないと思いますが、ちょっと机から移動する時や、ケーブルがぶらぶらしている状態が気になる人は、ワイヤレス接続を一度体感すると有線接続に戻れないと思います。

Bluetoothの"HFP"について

 ヘッドセットと携帯電話や自動車の車載機との間で、発呼や着呼するためには、双方のBluetoothデバイスで、"HFP" (Hands-Free Profile)をサポートしている必要があります。
HFPのバージョンによって、音質が異なります。

バージョン音質
HFP 1.5AMラジオ並
HFP 1.6FMラジオ並

 Appleホームページで仕様を見つけられなかったのですが、おそらくAirPods ProもHFP 1.6に対応しているものと思われます(理由は後述します)。

WindowsとAirPods Proをペアリング

AirPodsとMac以外のデバイスとのペアリングの方法が、Appleのサポートページに記載されています。

AirPods Proも含む内容になっていますが、シンプルすぎますね。
ここではWindows10のノートPCに、外付けのBluetoothアダプタを使った時の手順を説明します。

Step 1 : PCにBluetoothアダプタを接続

(PC本体にBluetoothが内蔵されている場合は、Step 2へ)

 PC本体にBluetoothが内蔵されていない、あるいは、内蔵しているけどBluetooth機能が止められている(会社貸与PCの場合など)場合は、Bluetoothアダプタを購入する必要があります。
 通信距離の長い"Class1"対応のものがオススメです(Class2でもAirPods Proと接続可能です)。2,000円前後で販売されています。

Bluetoothアダプタを準備し、
USBポートに差します

Step 2 : AirPods ProをBluetoothデバイスとして追加

 Bluetoothアダプタを接続すると、Windows10の通知領域にBluetoothのアイコンが表示されます。
表示されない場合は「∧」をクリックすると下記のように表示されます。
(僕はタスクバーを画面上に配置しているので「∧」が逆方向を向いています)

Bluetoothアイコンをクリックしてメニューを表示し、「Bluetoothデバイスの追加」をクリックします。

「Bluetoothまたはその他のデバイスを追加する」をクリックします。

「デバイスを追加する」画面が表示されます。この画面が表示されている間、Bluetoothデバイスを検索しています。

AirPods Proのケースの背面にある丸い設定ボタンを長押しして、ステータスランプが白く点滅するまで押し続けます。

AirPods Proが Bluetooth デバイスのリストに表示されたら、クリックします。

下記の画面が表示されたら、PCとAirPods Proとのペアリング設定は完了です。

Step 3 : AirPods Proを接続

 Step 2が完了した直後は、PCとAirPods Proが接続した状態になっています。その後、iPhoneとAirPods Proを接続しなおした場合は、PCとAirPods Proとは切断された状態になります。
 そのため、AirPods ProをPCと再接続するには、PCで「接続」操作をする必要があります。Bluetoothアイコンをクリックしてメニューを表示し、「Bluetoothデバイスの表示」をクリックします。

 「オーディオ」のところに、ペアリング設定済みのAirPods Proが表示されています。AirPods Proをクリックして、「接続」ボタンをクリックすると、PCとAirPods Proが接続できます。

SkypeでAirPods Proを使用する

 AirPods ProとPCをBluetooth接続できたら、今度は使用するアプリケーション側で設定を行います。
ここではSkypeの場合の、設定方法を説明します。

Step 1 : オーディオデバイスの設定

 Skypeの設定ボタン(歯車アイコン)の右横の▼をクリックすると、下記のようにメニューが表示されます。「オーディオデバイスの設定」をクリックします。

Step 2 : AirPods Proをスピーカーとして設定

 音声通話に使用するデバイスを選択します。まず、スピーカーを選択します。
 下記の画面のように、スピーカーとして、ノートPC本体内蔵のスピーカーと、AirPods Proが表示されます。AirPods Proは、「ヘッドホン」と「ヘッドセット」の2つが表示されますが、ここではヘッドセットとして使いたいので「ヘッドセット」の方をクリックします。

Step 3 : AirPods Proをマイクとして設定

次にマイクを選択します。スピーカーの選択時と同様に、ノートPC本体内蔵のマイクと、AirPods Proが表示されます。AirPods Proの「ヘッドセット」をクリックします。

AirPods Proの使い方

 PCと接続時には、iPhone / iPadを使ってAirPods Proの操作ができません。AirPods Pro単体での使い方は以下のようになります。

ノイズキャンセリングと外部音取り込みモードの切替

 AirPods Pro の感圧センサーを長押しして、アクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みモードを切り替えます。切り替わったことは音で分かります。

Skype / Teams 着信時の応答(...できません)

 iPhoneとの接続時であれば、着信時に感圧センサーを1回押せば、電話に出ることができます。残念ながら、Skype / Teamsの着信時にAirPods Proで電話(?)に出ることはできませんでした。PC画面で操作する必要があります。

片耳だけでもノイズキャンセリング

 AirPods Proはどちらか片方だけでも使えます。長時間使うことが分かっている場合は、途中でバッテリー切れになることを考えて、片方ずつ使うことができます。
 また、片方だけ使っている時にもノイズキャンセリングを有効にすることができます。但し、これはiPhone / iPadで設定をする必要があります。「設定」→「アクセシビリティ」→「AirPods」→「ノイズコントロール」のスイッチをOnにします。

WindowsとAirPods Proをペアリング 【Jabra Link 370を使用】

 ここまでは、Windows PCに内蔵、もしくはBluetoothアダプタを使って、AirPods ProをヘッドセットとしてSkypeで使う方法を説明してきました。
 ここからは、Jabra製のBluetoothアダプタ「Jabra Link 370」を使って、AirPods ProをヘッドセットとしてTeamsで使う方法を説明します。

Jabra Link 370

 JabraはヘッドセットやスピーカーフォンにBluetoothアダプタを同梱した製品群を販売しています。同梱されているJabra製のBluetoothアダプタが「Jabra Link 360」や「Jabra Link 370」です。

僕が所有しているのは「Jabra Link 370」です。単体でも購入可能ですが、他のBluetoothアダプタとは異なり、定価8,000円と高価です。

 「Jabra Link 370」のスペックは以下のとおりです。

項目内容
Bluetooth version4.2
Bluetooth rangeClass 1
Bluetooth profilesHFP 1.6
DIP 1.3
A2DP 1.2
BTLE

Jabra Linkアダプタを同梱した製品の例です。

Step 1 : 「Jabra Direct」をインストール

 設定用のアプリケーションである「Jabra Direct」をWindows PCにインストールしておきます。Jabra Link 370のサポートページからダウンロードします。

Step 2 : PCに「Jabra Link 370」を接続

Step 3 : 「Jabra Direct」でAirPods Proを設定

Jabra Directを起動すると、下記の画面が表示されます。「Bluetooth」をクリックします。

下記の画面が表示されます。「Search」ボタンをクリックします。

Bluetoothデバイスを探している画面になります(「Searching」と表示)。

「Searching」が表示されている間に、AirPods Proのケースの背面にある丸い設定ボタンを長押しして、ステータスランプが白く点滅するまで押し続けます。

AirPods Proを見つけると、下記の画面になります。これでペアリングは完了です。

TeamsでAirPods Proを使用するように設定

Teamsの場合もSkypeの時と同様にスピーカーとマイクの設定をします。

Step 1 : オーディオデバイスの設定

Teamsのアカウント(名前が表示されているところ)をクリックすると、下記のようにメニューが表示されます。「設定」をクリックします。

メニューの中から「デバイス」をクリックします。

オーディオデバイスの設定画面が表示されます。

Step 2 : AirPods Proをスピーカーとして設定

 音声通話に使用するデバイスを選択します。まず、スピーカーを選択します。
 下記の画面のように、スピーカーとして、ノートPC本体内蔵のスピーカーと、「Jabra Link 370」が表示されます。AirPods ProはJabra Link 370と接続しているので、「Jabra Link 370」の方をクリックします。

Step 3 : AirPods Proをマイクとして設定

 次にマイクを選択します。スピーカーの選択時と同様に、ノートPC本体内蔵のマイクと、「Jabra Link 370」が表示されます。AirPods Proが接続されている「Jabra Link 370」をクリックします。

以下のように表示されたら、TeamsでAirPods Proが使えるようになります。

Jabra Link 370を使うメリット・デメリット

通常のBluetoothアダプタではなく、「Jabra Link 370」を使うメリット・デメリットはあるのでしょうか?
僕が使ってみて思うメリット・デメリットは、以下のとおりです。

メリット

  • Jabra Link 370がAirPods Proを強制的に接続するので、PCでの接続操作が不要
    • たとえ、事前にAirPods ProとiPhoneが接続していたとしても、Jabra Link 370をPCに接続したら、自動的&強制的にPCとAirPods Proが接続されます
  • HFP 1.6をサポートしているため、音質がいい(気がする)
  • USBアダプタのLED部分にステータスが表示される
通話中:緑色
マイクをミュート:赤色

デメリット

  • 値段が高い
  • 普通のBluetoothアダプタではなくサポートしているプロファイルが音声に特化しているため、キーボードやマウスなどのBluetoothデバイスが使えない

2020-05-23 追記

 緊急事態宣言が続く中、在宅勤務で約1ヶ月ほど使っていたのですが、TeamsがAirPods Proのマイクを認識してくれないことが数回ありました。
 また、Teamsに着信があった時に、AirPods Proを取り出して耳にセットし、応答ボタンを押しても相手の声が聞こえるまでに時間がかかることもありました。
 いったん、使える状態になれば、耳に聞こえる音質は、一般のBluetoothアダプタよりも確実に良いのですが、きちんと応答できないことがあると相手にも悪いので「Jabra Link 370」は使わずに、一般のBluetoothアダプタを使うことにしました。
 調子が悪い原因は不明です。

まとめ

 新型コロナにより在宅勤務・テレワークが広がっており、ヘッドセットやスピーカーフォンが売れているようです。AirPods Proはヘッドセットとしても使えますし、スピーカーとマイクの両方にノイズキャンセリング機能があるスグレモノです。既にAirPods Proをお持ちの方はもちろん、これからヘッドセットの購入を考えている方も選択肢の一つとしてオススメします。

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