ヘッドセット難民として、ゼンハイザー製の「Presence」に落ち着きかけていましたが、たまたま見つけた骨伝導ヘッドセット「AfterShokz OpenComm」を購入して、大変気に入りましたので紹介します。
AfterShokzについて
「骨伝導イヤフォン」の存在は知っていましたが、電車の中で音楽を聞くには「ノイズキャンセルが必要でしょ」と思っていたのであまり興味を持っていなかったのですが、ヘッドセット難民となった時に以下の写真を見つけて、「これ良さそう!」と思ってしったのが「AfterShokz」というブランドでした。


AfterShokz(アフターショックス)は、2011年10月にアメリカ・ニューヨークで誕生。特許を取得した骨伝導技術を取り入れたヘッドホンで「すべての人が使える」をテーマに、快適なオーディオライフを創る製品を目指しています。 世界中で300以上の特許取得済みの骨伝導技術とBluetooth接続により、耳を塞がずに快適に音楽を楽しめる骨伝導ワイヤレスヘッドホンです。
https://focal.co.jp/brands/aftershokz/
Amazonで検索したところ、レビューの数も多くて人気のあるブランドのようです。

OpenCommについて
「OpenComm」は、AfterShokzシリーズの中で最新機種の「Aeropex」にマイクを付けて、音声通話に特化したものでした。

僕が購入したのはクラウドファンディング「Green Funding」からでした。2020年12月以降に量販店で市販開始されてます。
OpenCommを実際に使用して感じた感想
片耳ヘッドセット「ゼンハイザー Presence 」と比較して
耳にかかる負担は、Presenceとそんなに変わらない感じでした。他の方のレビューを見ると「OpenCommは耳が痛くならない」とありますが、僕の場合はメガネを掛けているからなのか、耳の後ろが少々痛くなります。
音声の聞き取りやすさは、OpenCommの方がとても聞きやすいです。初めての骨伝導でしたが、これほど人の声を聞き取りやすいとは思いませんでした。
また、OpenCommの方がマイクが口元にあるためか、相手にも声が届きやすいようです。周りの雑音をカットするマイクのノイズキャンセルの機能がPresence にもついていますが、通話中にPresenceからOpenCommに変えたところ「声がよく聞こえるようになった」と通話相手から言われました。
OpenCommのメリット・デメリット
メリット
- 長時間バッテリーで丸一日のテレワークにも耐えられる
- 耳を塞がないので、長時間のテレワークでも疲れにくい
- ノイズキャンセルマイクで、自分の声が相手に届きやすい
- マルチポイント接続に対応している(後述)
デメリット
- 通勤で持ち運ぶには大きい(PresenceやVoyager 5200と比べ)
- 充電には専用ケーブルが必要
- 長時間付けていると、振動する部分(耳とこめかみの間)が、こそばゆい
OpenCommの設定方法
マルチポイント接続の方法
OpenCommにはBluetoothのマルチポイント接続の機能の有無が、ホームページや取扱説明書を見ても記載がありません。が、実際には機能がありました。
マルチポイント接続とは、同時にPCやiPhoneとBlutooth接続する機能で、PCに接続して音楽を聞いている時に、iPhoneに着信があればそのまま応答でき、電話を切ったら、またPCからの音楽が聞こえてくる便利な機能です。
AirPods Proはマルチポイントに対応していませんので手動で切り替える必要がありますが、PlantronicsのVoyager 5200と、ゼンハイザーのPresenceにはマルチポイントに対応しています。
手順は以下のとおりです。※Aeropexのマニュアルより
- OpenCommの電源を切る
- 音量ボタンの「+」を長押しして、ペアリングモードで起動する
- その状態で、音量ボタン「+」とファンクションボタンを同時に3秒間長押し
- 「マルチポイント接続を開始します」と音声が流れる
- PC側のBluetooth設定でデバイス追加する
- iPhone側でも1〜5を行う
マルチポイント接続の不具合?
iPhoneとPCをマルチポイント接続して使ってみたところ、PCでTeams会議を使用中に、iPhoneとの切断・接続を繰り返す症状が出ました。もしかしたら、OpenCommのマルチポイント接続には不具合があるため、取扱説明書に記載が無いのかもしれません。対処方法は現時点(2020年12月)時点で分かっていません。
今は、iPhone側でOpenCommの登録を削除し、PCのみ接続するようにしています。
出荷時の設定に戻す(初期化)
- OpenCommの電源を切る
- 音量ボタンの「+」を長押しして、ペアリングモードで起動する
- その状態で、音量ボタンの「+」と「ー」と、マルチファンクションボタンの3つの全てのボタンを、ビープ音が2回聞こえるまで、同時に長押しする
- OpenCommの電源を切る。初期化が完了したので、ペアリングを再度行う
まとめ
初めての骨伝導で、「こんなに良く聞こえる!」と感動しました。ヘッドセットとしては、僕の中でNo.1です。ただ、持ち運び用ポーチが大きいので、常に持ち歩く感じではないですね。会社と自宅の両方に置きたいくらいです。クラウドファンディングで「2台セットで購入すると18% Off」となっていた時に買えばよかったです。